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地震・津波対策事業の紹介

1 事業概要

一ツ葉有料道路は、南海トラフ地震などの大規模災害時には、県内外からの救命・救急・物資の輸送などを行う第一次緊急輸送道路に指定されている重要な路線となっています。

また、海岸線沿いに位置しており、ほぼ全線が宮崎市津波ハザードマップの津波浸水想定区域内に位置していることから、道路利用者の安全確保を図るため、令和2年度から地震・津波等対策として、橋梁耐震事業と津波避難誘導対策事業に取り組んでいます。

  

事業実施期間 事業内容
令和2~7年度 橋梁耐震事業

一ツ葉橋耐震補強工事

・橋脚巻立て工   N= 3基

佐土原跨線橋耐震補強工事

・落橋防止装置   N=12組

一ツ葉大橋耐震補強工事

・支承取替工    N=12箇所

・ダンパー設置工  N= 3箇所

・落橋防止構造設置 N= 2箇所

・変位制限構造設置 N= 2箇所

令和3~4年度 津波避難誘導対策事業

○避難施設整備 N= 6箇所 (北線2箇所、南線4箇所)

○津波情報板  N=22基  (北線10基、南線12基)

○道路情報板  N= 4基  (北線2基、南線2基)

2 橋梁耐震事業

 (1) 一ツ葉橋

一ツ葉道路北線で新別府川に架橋されている一ツ葉橋は、令和3年度から3箇年で橋脚3基の耐震補強工事を実施しました。

耐震補強工法は、橋脚巻立て工にポリマーセメント吹付けを採用しました。

    

 

 

 

 (2) 佐土原跨線橋

一ツ葉道路北線でJR日豊本線を跨ぐ佐土原跨線橋は、昭和62年から現在の本線、上りランプ、下りランプからなる跨線橋として供用されました。

耐震補強工法は、落橋防止装置を12組設置しました。

   

 

 (3) 一ツ葉大橋

一ツ葉大橋工事の概要についてはこちら

3 津波避難誘導対策事業

(1) 北線

北線は終点の佐土原側の一部区間以外のほぼ全線が津波浸水想定区域となっており、南進する車両は住吉インター以降の出口が6km先の

マリーナ前交差点インターとなるため、南進する車両が速やかに住吉インター及び山崎インターで非常時のUターン(内陸部に避難)が

可能となるように、中央分離帯の一部を倒伏できるポールコーンに変更しました。

また、津波発生時に通行中の車両に対して津波警報などの情報を瞬時に周知できるように、全国瞬時警報システム(J-ALERT)と連動した

津波情報板(N=10基)と道路情報板(N=2基)を設置しました。

    

 (2) 南線

片側1車線の対面通行である南線においては、山内トンネルより北側に広範囲な津波浸水想定区域となるため、

大淀川方面へ北進する車両が、方向転換できる非常退避場(Uターン場)を一ツ葉大橋より南側に盛土造成で4箇所整備しました。

北線と同様に全国瞬時警報システム(J-ALERT)と連動した津波情報板(N=12基)と道路情報板(N=2基)を設置しました。

津波発生時のUターン場の紹介

  

4 一ツ葉有料道路を走行中に地震が発生したときの対応

まずは落ち着いて身の安全を確保するための行動が必要です。非常退避場(Uターン場)を利用して避難してください。

(1)  北線を南進中に、大津波警報や津波警報が発令された場合は、海岸から離れられるよう2箇所のUターン場を利用するなどして、住吉インターや山崎インターより避難してください。

(2)  南線を北進中に、大津波警報や津波警報が発令された場合は、大淀川から離れられるよう4箇所の非常退避場(Uターン場)を利用して、速やかに方向転換して宮崎IC方面へ避難してください。

南線は、盛土構造となっており、路面が津波浸水深より高いことから、非常退避場(Uターン場)に一時避難することもできます。

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